下地島空港-上野に新路線/宮古協栄バス
ジェットスター就航にあわせ
宮古協栄バス(豊見山健児代表社員)が7日、宮古島観光協会で会見を開き、下地島空港へのジェットスター就航に合わせて、3月30日から新たなバス路線「系統番号9番 みやこ下地島空港リゾート線」を開設すると発表した。同路線は、みやこ下地島空港とユニマットプレシャスのシーブリーズカジュアル間を結ぶ路線で、マティダ市民劇場前や宮古島警察署前、宮古空港ターミナル前、東急ホテル前などを経由する。
停留所は新設の10カ所を含め25カ所。運賃は始点から終点までの約37㌔全線乗車しても800円だが、距離によって異なる。運行はみやこ下地島空港に航空機が就航する時のみの、路線不定期運行になる。3月30日から4月8日までは毎日運行。4月12日から6月30日までは金、土、日、月曜日の週4回の運行になる。
運行ダイヤはシーブリーズカジュアル前を午前8時50分発で、みやこ下地島空港着は、航空機の出発時刻にあわせた午前10時。みやこ下地島空港発は午前11時で、シーブリーズカジュアル前着が午後0時10分の予定。ただし、いずれのバス発着時刻も、航空機の発着時刻にあわせて運行するため、多少前後する場合もある。
また、航空機の発着の遅延による運行時刻の変更、更新情報は、各停留所に張り出すQRコードで確認できる。
会見で豊見山代表社員は「ジェットスター就航に向け、3月30日に運行を開始する予定。当面は航空機の発着が1便なので、それに合わせてダイヤを組んであるが、増便されればそれなりに対応したい」と、柔軟な運行ダイヤで対応する方針を示した。
この路線に使用するバスは大型ノンステップバス(定員67人)2台で運行する。同路線は2018年12月に開かれた宮古島市地域公共交通会議で了承され、2月1日に沖縄総合事務局の認可を受けた。
同路線は、下地島空港と宮古島中心地や大型リゾート施設へのアクセスが乏しいことから、地域住民等のアクセス向上に取り組むなどの目的で開設された。