活躍たたえ 精進期待/市体育協会
優秀競技者を表彰/一層のスポーツ振興決意
宮古島市体育協会(長濱博文会長)の2019年宮古スポーツ振興表彰式が8日午後、平良の富名腰公民館で開かれた。昨年1年間に優秀な成績を収めた競技者や団体、指導者を表彰し、その栄誉と功績をたたえた。会場には多数の体育関係者が集い、表彰式を通して宮古地区における一層の競技力向上とスポーツ振興に向けて決意を新たにした。
スポーツ振興表彰は毎年行われている。今年の対象者は優秀競技者27人、優秀団体が5、優秀指導者が4人。長濱会長が一人ひとりに表彰状を手渡した。
長濱会長は「受賞おめでとう。この宮古から全国レベルの選手が出てきている。これからも自信と誇りを持って頑張ってほしい」と祝福した。その上で「皆さんの活躍は夢と感動、『やればできる』という勇気を与えてくれる。来年は東京オリンピックがある。ここにいる皆さんの中から、オリンピックに出場する選手が出ることを期待している」と奮起を促した。
来賓の下地敏彦市長(代読・長濱政治副市長)は「常日ごろの自己研さんと練習が、きょうの栄えある受賞につながった。皆さんの活躍は、宮古地区における競技力向上のための模範になる」とたたえた。
宮古島市議会の佐久本洋介議長も受賞者を祝福し、「皆さんの活躍は市民や宮古島出身者に夢と希望を与えてくれる」と激励して一層の活躍に期待を込めた。
受賞者を代表して、中学陸上の男子1500メートルで3年連続優勝した西辺中の上原慎太郎君が感謝と決意を語った。3連覇達成の裏に家族や教諭、先輩、地域の支えがあったと紹介し、「僕を支え、力をくれた皆さんへの感謝の気持ちを忘れず、高校でも陸上を続け、全国大会を目指したい。皆さんに楽しんでもらえる走りをして恩返しをしたい」と抱負を話した。
表彰式後は懇親会が開かれた。参加した体育関係者は和やかに懇談を楽しみながら、宮古地区における一層のスポーツ振興に向けて決意を新たにした。