冬まつりで熱気
ライブや体験満喫/学生が中心、初の開催
学生を中心に地元ボランティアや産官学の協力で開催されるイベント「宮古島冬まつり#宮古島をアップデートせよ」(主催・ミャークラボ)が10日、JTAドーム宮古島で初開催された。会場には約20ブースが設置され、さまざまな体験を楽しんだ。主催者によると入場者は約1500人。ステージでは宮古島出身のシンガー・ソングライター「YAASUU」、県出身バンド「かりゆし58」のライブが繰り広げられた。
同イベントは、閑散期の2月を盛り上げることを目的に開催された。学生が宮古島限定地域通貨「マリンコイン」を考案するなど企画、運営に大きく携わっている。
会場ではコインを貯め、利用することでさまざまな体験をできるようになっており、コインを貯めるアクティビティとしてテーブルクロス引きやけん玉、縄跳びなどが準備された。バーチャルリアリティー(仮想現実)体験やドローン操縦体験、ロボット製作教室、アダン葉工作などはコインを使って楽しむようになっていた。
イベントのオープニングを飾ったのは、平良中学校と北中学校の吹奏楽部。その後、プアエナ宮古、宮古高校ダンス部によるダンスショーも行われた。
スペシャルゲストのかりゆし58が、イベントのフィナーレを飾った。「アンマー」や「オワリはじまり」などの代表曲を熱唱し、会場を一つにした。
ミャークラボの代表を務める根間玄隆さんは「冬のイベントとして確立したい。子供たちの企画力、実践力を身に付けられたと思う。今後も心を形に、アイデアを形にすることを目指したい」と話した。
運営メンバーのリーダー、佐久田樹里さん(宮古高校2年)は「企画運営は大変だったが、課題を何とか乗り越えてこの日を迎えた。多くの人に楽しんでもらいたい」と語った。
参加した宮国禾暖さん(平良第一小4年)は「いろいろな部品を組み合わせて作ったテクノ手芸が楽しかった。次は箱の中身当てゲームに挑戦したい」と笑顔で話した。
この日は小・中・高・一般のボランティア110人が協力し、運営を支えた。