反収、品質を競う/キビ競作会
池間さんの畑で調査
サトウキビの反収(10アール当たりの収量)や品質を競う県競作会の全刈り調査が12日、上野宮国にある池間義光さん(68)の畑であった。昨年は第2位だった池間さん。刈り取り作業の参加者とともに、「今年こそ第1位に」と意欲を見せた。
競作会は、4月下旬の「さとうきびの日」の関連行事。農家の生産意欲の高揚に伴う生産振興が大きな狙いで、優良農家を調査・表彰し、その成績を広く紹介することによって県全体のサトウキビ作の振興につなげる。
宮古地区代表の池間さんのサトウキビ畑の作型は株出しで、品種は農林27号。予備審査では反収、品質ともに高い数値が出ていて上位入賞が期待される。
調査開始のセレモニーで、宮古地区農業振興会の砂川浩美事務局長は「昨年は春植えで2位だったが、今年は株出しで1位を狙える。大いに期待できる」と話した。
2年連続で宮古地区代表となる池間さんは「(代表に選ばれて)喜んでいる。キビ作には自分自身、とても関心を持っている」と話すとともに、刈り取り作業の参加者に感謝した。
審査対象のサトウキビに関しては「台風の影響もあって、長さには少し不安はあるが、本数と重量はあると思う」と自信を見せた。
刈り取り作業には、行政機関をはじめJA、製糖工場、生産組合など複数の関係団体の職員が参加。競作会での第1位を目指してキビ刈りに汗を流した。
結果は、4月の表彰時に発表される。