政治・行政
2010年12月17日(金)9:00
子宮頸がん ワクチン接種へ/市議会一般質問
来年3月末実施/中1-高1対象
開会中の市議会12月定例会(下地明議長)は16日、一般質問が行われ、長濱政治副市長は「子宮頸がん予防ワクチン接種に向けて取り組んでいる。対象は中学1年から高校1年までの女生徒約1200人。接種率を90%を見込んだ場合の予算額は5164万円余」と人数と予算額を明らかにした。上里樹氏への答弁。
ワクチンは子宮頸がんの原因の一つとされるヒトパピローマウイルス感染を予防する効果があるとされ、海外では70カ国以上で承認されているという。
予算負担割合について長濱副市長は「予算額は国が2分1を負担し、残り2分の1は地域活性化・きめ細かな臨時交付基金で実施できるよう調整している。対象者の個人負担はない」と述べた。
また上里氏は「小児髄膜炎予防ワクチンと肺炎球菌予防ワクチンの取り組みはどうなっているのか」とただした。
長濱副市長は「ワクチンを対応する宮古地区医師会と業務調整を進めている。2011年度から実施したいと考えている」と述べた。