佐良浜・上野が初V/OTV杯中学バレー
県代表で九州大会へ/宮古勢男子活躍 伊良部は3位
【那覇支社】バレーボールのOTV杯第36回九州中学校選抜優勝大会県大会最終日は11日、南城市の玉城総合体育館で決勝リーグが行われた。男子の部で、佐良浜・上野と伊良部、与那原が2勝1敗で並び、セット率で佐良浜・上野が合同チームとして初優勝を飾った。伊良部は3位入賞を果たした。佐良浜・上野と2位の与那原は3月に熊本県で開催される九州大会に県代表として出場する。
優勝を懸けた決勝リーグ最終戦は、1勝1敗の佐良浜・上野と2戦2勝の伊良部という、宮古勢同士の対決になった。第1セットは、勢いに乗る伊良部の平山亮(2年)と主将の冨永登夢(2年)の両エースが、ブロックの上から打ち下ろす力強いスパイクで試合を優位に進め、25-20で先取した。
続く第2セットは、互いに一歩も譲らない一進一退の息詰まる接戦となった。佐良浜・上野がブロックやレシーブなど守備からリズムを作り、デュースにもつれこんだ勝負を27-25で奪い取った。
第3セットは佐良浜・上野が、主将でエースの浜川宇響(佐良浜2年)の連続サービスエースなどで一気に流れを引き寄せ25-15で取り、セットカウント2-1で宮古対決を制した。
佐良浜・上野の國吉勇多監督は「プレッシャーもあったが、有終の美を飾れて良かった。週2日程度の合同練習だったが良くまとまった」と評価した上で、「最後まで逃げなかった生徒たちの勇気のあるプレーに感動した」とたたえた。九州大会については「攻撃力は通じると思うが、守備を強化して、優勝したい」と次戦を見据えた。
浜川主将は「目標を達成することができてうれしい。与那原に負けて気持ちが落ち込んだが、2年生で盛り上げて最後は全員が全力でプレーができた」と満足気に語り、「九州大会では優勝を目指して頑張りたい」と意気込みを語った。
女子は全勝優勝の東江と、2位の長嶺が九州大会の出場権を獲得した。