法改正内容など紹介
商工会議所主催
働き方改革でセミナー
宮古島商工会議所主催の働き方改革セミナーが15日、同会議所会議室で開かれた。主治医のような社会保険労務士法人(札幌市)代表社員の岡本洋人氏が講師を務め、働き方改革関連法の改正内容や、業務効率化のための情報技術(IT)活用事例などを紹介した。
働き方改革関連法の改正について岡本氏は、年次有給休暇(年休)5日取得の義務化が今年4月から、労働時間上限規制は大企業では今年4月から、中小企業は来年4月から導入されることなどを説明した。
年休所得義務化は年10日以上の年休を有する従業員が対象で、取得させることができない場合には罰則が適用されることを指摘し注意を呼び掛けた。
宮古島に多い中小企業では労働時間上限規制導入までにあと1年あることから、それまでに従業員の残業時間を把握、その必要性を検証して残業時間の抑制に取り組むよう呼び掛けた。
業務効率化のためのIT活用事例では、岡本氏が自社で取り組んでいるインターネットを使ったクラウドサービスや人工知能(IA)などと呼ばれる次世代IT技術の活用事例を紹介した。
セミナーには事業所で働き方改革に携わる担当者らが参加し、岡本氏の話を聞いた。