確定申告がスタート
宮古島税務署「早め」呼び掛け
2018年分所得税などの確定申告受付が18日からスタートした。宮古島税務署(古謝敏也署長)には初日から個人事業者など手続きの必要な人が訪れ、申告に関する相談や申告書の提出などを行った。対象者は個人事業者や不動産所得がある人などで、期限は3月15日。同署では、イータックスの積極的な利用と早期の申告を呼び掛けている。
確定申告が必要な人は▽個人で農業や商売などをしている個人事業者▽家賃収入や地代収入などの不動産所得がある人▽18年中に土地や建物の不動産を売却した人-。
また、多額の医療費を支払った人や、マイホームを住宅ローンで購入した人なども確定申告すれば税金の還付が受けられる場合がある。
申告書の提出方法は①税務署で相談して提出②税理士事務所に依頼して提出③イータックスを利用してインターネットから提出④国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナーで作成して郵送などで提出-の4通りある。
申告期限は所得税及び復興特別所得税、贈与税は3月15日。個人事業者の消費税および地方消費税は4月1日。
古謝署長によると、1日当たりの平均相談件数が150人を超えると2、3時間待ち、終盤になると4、5時間待ちになる場合もあり、早めの申告を促している。
そのほかにも、駐車場に限りがあり、混雑が予想されることから「車の利用はなるべく控えてほしい」と呼び掛けている。
同署によると、昨年の申告実績は、相談者数が延べで約3000人。そのうち署内のパソコンで申告送信が約2200件。提出のみが約1200件。全体では約6500件となり、前年比で1割程度増加している。
確定申告についての問い合わせは宮古島税務署(電話72・4874)まで。