宮高軽音部が2連覇/沖縄グランプリ大会
演奏、演技で沸かす/部員「支え、応援に感謝」
【那覇支社】中高生軽音楽系クラブのパフォーマンスを競う第2回高校・中学校軽音楽系クラブコンテスト「We are Sneaker Ages」沖縄グランプリ大会(主催・同実行委員会)が17日、うるま市民芸術劇場で開催され、宮古高校軽音楽部が2年連続でグランプリに輝いた。宮高は、70年代のヒット曲「恋のダイヤル6700」をアレンジし、パフォーマンスを舞台狭しと繰り広げて会場を沸かせ大会2連覇を果たした。
同大会は、全国5地区(関東、関西、北海道、東北、沖縄)で開催されており、軽音楽の「テクニック」(リズム、歌唱など)のほか、プレゼンテーションや完成度、応援といった「全体評価」も加えてチームのパフォーマンスを競うもの。軽音楽で歌手やミュージシャンのプロを目指す中高生の登竜門として注目される大会となっている。
沖縄ブロック大会には23校がエントリーし、昨年8月の予選会で宮高を含む14校がグランプリ大会への出場を決めていた。
同軽音楽部を指導する波平貢司教諭は、グランプリ獲得を受け、「多くの人々に支えられていることに気が付かない生徒たちの出場辞退を考えた時期もあった。自ら反省し、多くの支えがあることに気が付いたことが何よりも嬉しく、それが優勝に結びついたのだと思う」と話した。
同部代表の與那原宝君(2年)は「いろんな人たちの支えがあっての優勝だと感謝している。部員だけでなく、外部からの応援もあってこその優勝だと思う」と話した。またボーカルを務めた仲宗根夢姫さん(2年)は「部内でトラブルもあったが、それを乗り越えることができた。このメンバーで出られ優勝できたことがとても嬉しい」と喜びを語った。
大会主催者(スニーカーエイジ大会プロデューサー)の戸田雄己さんは、「沖縄ブロック大会は、どの学校も全国的にも非常にレベルが高い。小バンドではなく、軽音楽部というビッグバンドで出場するチームが多く期待が寄せられている」と語った。