大米が66億円で落札/市総合庁舎建築1工区
2工区は尚輪興建
市総合庁舎建設工事3件(建築1工区、同2工区、電気・機械設備)の入札が15日にあった。指名6社ずつが入札した建築1工区は大米建設が66億2688万円、2工区は尚輪興建が8億1226万8000円でそれぞれ落札した(いずれも税込み)。設備は2社構成7共同企業体(JV)が指名されたが全社が辞退した。工事は市議会の承認を経て今年度内に契約を締結した後、新年度4月から着工する予定。工期は2020年10月30日まで。
発注した市によると、設備工事の入札が不調に終わった理由として「技術員及び作業員の確保が難しいと聞いている」と話した。再入札も含め、今後の対応を検討する。
予定価格に対する落札額の割合は1工区が99・8%、2工区95・9%。両区とも90%以上と高い落札率だが市では「市の要綱に基づいて予定価格を事前公表している」と述べるにとどめた。
新庁舎の総延べ床面積は2万211平方㍍で、建築1工区は庁舎棟と保健センター、議会棟。建築2工区は車庫棟。設備工事は施設全体の電気・機械が対象。エレベーター(4基)の設置は建築1工区で施工する。
駐車スペース(来庁者用、公用車用それぞれ200台分)や進入路、植栽などの外構工事は2020年度に発注予定。21年3月までにすべての工事を終え、翌4月の開庁を目指す。
総事業費は用地費などを含め105億4260万円。財源としては合併特例債と庁舎基金を活用する。建設地は平良下里の市消防本部北側隣接地約3・7㌶。