10団体が心一つに
最後はアフリカン・シンフォニー
全宮古吹奏楽祭
第32回全宮古吹奏楽祭が23日、マティダ市民劇場であった。10団体から計300人が出演し、吹奏楽で会場の聴衆を魅了した。
宮古地区吹奏楽連盟(池城健会長)が主催。小学生から一般まで幅広い年齢層が出演するイベントで、毎年多くの団体が出演して日ごろの練習で磨いた演奏技術を発表している。
冒頭、吹奏楽連盟の池城会長が「宮古地区には、小学校に4校、中学校には平良中、北中、下地中、高校には宮古高校と総合実業高校に吹奏楽部がある。一般を含めて吹奏楽人口は350人ぐらいになる」と紹介した。その上で「きょうは年に一度みんなが一堂に会して演奏する。最後に300人の合奏がある。すごい迫力なので最後まで聴いてほしい」と呼び掛けた。
幕開けを飾ったのは平良第一小学校。打楽器三重奏を披露した。宮古高校の生徒がクラリネット四重奏で続いた。北小は14人、南小は32人、東小は43人、平良第一小は56人で吹奏楽を披露して拍手を浴びた。
真っ赤なブレザー姿の宮古高校の生徒は、それぞれの楽器の音色を聴いてもらおうと順番に演奏する時間を設け、吹奏楽の魅力を余すことなく伝えた。
最後は出演者全員による全体合奏だった。総勢300人が「アフリカン・シンフォニー」を演奏し、会場を大いに盛り上げて吹奏楽祭を締めくくった。