「素敵な演奏届けたい」
小、中6校に吹奏楽器
市が一括交付金3000万円で購入
宮古島市(下地敏彦市長)が23日までに、市立小、中学校の計6校の備品としてトランペットなど複数の楽器3000万円分を購入した。セレモニーがマティダ市民劇場であり、真新しい楽器がお披露目された。
市が学校側からの要望に応え、一括交付金を活用して購入した。トランペットやクラリネット、トロンボーン、チューバ、マリンバなど計102個を買った。
納品される学校は、小学校が平良第一、南、東、北の4校。中学校は平良と北の2校となる。
セレモニーで平良第一小学校金管バンド部の鋤柄琉(るい)部長は「この新しい楽器で素敵な演奏を届けたい」と感謝。北中学校吹奏楽部の目取眞千華部長も「多くの人々に感動を与えられる演奏ができるように頑張りたい」と話し、楽器の有効活用を約束した。
下地市長(代読・長濱政治副市長)は「それぞれ楽器が古くなり、これまでコンクールなどで思い通りの演奏ができず、悔しい思いをしたと聞いている」と理解を示し、「新しい楽器を使えば演奏技術も飛躍的に向上すると思う。県、全国のコンクールでの好成績を期待している」と話した。
宮國博教育長は「皆さんの演奏には日ごろから多くの元気をもらっている。これからも市のイベントに積極的に参加してほしい」と話し、吹奏楽部のイベント参加に伴う地域の活性化に期待を込めた。