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教育・文化
2019年2月25日(月)8:58

題材求め公園散策/俳句吟行会

にしざとさんら特選


自然や風景を観察して俳句を詠む子供たち=24日、カママ嶺公園

自然や風景を観察して俳句を詠む子供たち=24日、カママ嶺公園

 俳人故山田弘子さんの来島20周年を記念した俳句吟行会(主催・宮古島ジュニア俳句育成会)が24日、カママ嶺公園で行われた。小雨模様のあいにくの天候の中、約30人の子供たちは春の風や雨を感じながら思い思いの俳句を詠んだ。審査の結果、にしざとことはさん(南小1年)ら5人が特選に輝いた。

 吟行会は俳句作りを通して、自然に親しみ豊かな感性を育むことを目的に開催。俳句誌「円虹」主宰で山田さんの娘佳乃さんが審査した。

 子供たちはノートと鉛筆を手に、自然や景色などを観察。季語を盛り込みながら五七五の言葉をつづった。

 67句の作品が寄せられ、特選5句と入選10句が選ばれた。

 「春さむしくびをすくめてあるく道」の作品が特選になった西里愛未さん(東小6年)は「風が強く、寒さの中で首をすくめて俳句を考えたことを感じたままに詠んだ。特選に選ばれてうれしい」と話した。

 育成会の伊志嶺亮会長は「立派な俳句が多かった。これからも勉強して、いい俳句を作ってほしい」と激励した。

 審査した山田さんは「普段の生活を五感で感じ、俳句にすることでうまくなる」とアドバイスした。

 特選受賞者と作品、入選者は次の通り。

 【特選】にしざとことは(南小1年)「はるの雨ぽつぽつふっておんがくだ」▽川満千晴(城辺小5年)「春の風ギターの音がひびく朝」▽金城萌(同)「クローバー模様みたいにしずくあり」▽宮国快(南小5年)「春風にふかれていったぼくの声」▽西里愛未(東小6年)「春さむしくびをすくめてあるく道」

 【入選】しんじょうまなみ(東小1年)▽いはかなの(城辺小1年)▽いしがきひなた(南小2年)▽池間夏希(平良第一小4年)▽佐和田莉李(東小4年)▽西里月葉(同)▽砂川恵里香(久松小4年)▽砂川歩世(南小5年)▽與那覇健真(鏡原小6年)▽友利愛花(宮古高1年)


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