県V祝福、次は九州/中学バレー
佐良浜・上野合同を激励
九州中学校バレーボール選抜優勝大会の県大会を制した佐良浜・上野合同チームを祝う会が2日午後、伊良部公民館で開かれた。両地区の多数の住民が参加して生徒を祝福し、日に熊本県で開幕する九州大会での活躍に期待を込めた。
会の冒頭、佐良浜中の友利克彦校長は「県大会で合同チームが優勝するというのは初めてのことで本当に素晴らしい」と祝った。その上で、「九州大会に向けて大勢の皆さんが応援してくれる。その期待に応えられるよう心技体を鍛え、九州で上野、佐良浜、そして宮古島の名をとどろかせてほしい」と激励した。
上野中の友利和広校長は「技能、体力以上に生徒の心の強さがあった」とたたえながら、「九州大会に向けてさらに心技体に磨きをかけてほしい。誰からも応援される選手、チームになろう」と呼び掛けた。
上野中父母会の宮国裕允会長と佐良浜中父母会の浜川和美会長は乾杯の音頭を取り、声高らかに祝杯を上げて会場の参加者に感謝の気持ちを伝えた。
来賓出席した市教育委員会の宮國博教育長は「皆さんは宮古の子供たちに『やればできる』という夢と希望を与えてくれた。九州大会には、県代表の自覚と誇りを持って正々堂々と臨んでほしい」と励ました。
多くの祝福と激励を受けて優勝メンバーがステージに立った。合同チームと佐良浜中の主将を兼ねる浜川宇響君は「先月のOTV杯はいろいろな方々のおかげで優勝できた。九州で僕たちの合同チームは最後になる。チーム一丸となって戦う」と決意を語った。
一方、上野中主将の宮國夏生(なつお)君は「九州大会でも自分たちの力を出し切りたい」と話し、上位入賞に意欲を見せた。