はだしで歩ける砂浜に
海岸清掃に市民500人参加/回収したごみ378袋
サンゴ礁ウイークイベント「海LOVEin宮古島2019」(主催・同実行委員会)が3日、平良の高野海岸で実施された。高齢者から小さな子供たちまで、幅広い年齢層の市民約500人が参加。ペットボトルなどの漂着ごみを拾い集め、環境美化に努めた。回収したごみは378袋にのぼったという。
市民団体が中心となって企画し今年で4回目。県サンゴ礁保全推進協議会が定めたサンゴ礁ウイークのイベントとして開いた。石垣島や奄美大島、台湾でも同様の活動が実施されているという。
集合場所の高野漁港には新聞やテレビ、SNS等を通してイベントを知った市民が続々と集まった。ごみ袋を手に砂浜を歩きながらビン、ペットボトル、缶、漁具、廃材などさまざまな漂着ごみを分別しながら拾い集めた。
開会式で春川京子実行委員長は「この活動の輪を世界中に広げたい。ごみは誰かのせいにしても減らない。一人一人の行動によってごみは減っていく」と呼び掛けた。
家族4人で参加した篠崎友明さん(51)は「小さいころから海岸清掃をしていれば、将来捨てる人にはならない。子供たちがはだしで歩けるような砂浜を残したい」と話した。
午後からはライブイベントも開催された。高校生や一般までの出演者が演奏や踊りを披露して会場を盛り上げた。