ホンダとソフトバンク連携
宮古でレンタルサービス
電動二輪でエコ貢献
宮古島におけるホンダの電動二輪車(PCX ELECTRIC)のレンタルサービスを行う「宮古カレン」が6日から運用開始となる。5日には市内のホテルで関係者を招いたオープニングセレモニーが行われ、招かれた下地敏彦市長らが環境に優しい電動二輪車の島内におけるエコ貢献に期待を寄せた。
カレンスタイル(本社・東京都千代田区、松良文子社長)が運営する「宮古カレン」は、電動二輪車のレンタルサービスをホンダとソフトバンクが連携して実施する。
利用方法は、専用のホームページで予約、決裁が行えるほか、貸し出しは予約時に利用者が指定した場所に配車する。
車両は20台導入され、貸出場所は市内のホテルと連携して設置。バッテリー交換、充電スポットはホテルやレストラン、カフェなど島内16カ所に設けている。
松良社長は「この電動二輪車は豊かな宮古の自然を五感で感じながら走ることができる。利用者に素晴らしい体験をさせ、島のポイントとポイントをつなぐ役割を担ってくれると思う」と期待を寄せた
あいさつで下地市長は「エコアイランドを掲げている市としてはエコな乗り物で観光が盛り上がることは環境の面だけでなく観光のイメージでも非常によい。多くの電動二輪車が島内を走行することでEVの普及拡大とエネルギー自給率向上につながることを期待している」と述べた。
貸し出される「PCX ELECTRIC」(原付二種クラス)には、ソフトバンクの通信網につながる車載器が登載され、車両、走行データを収集・分析する。
ソフトバンクでは、位置情報や走行距離、速度、バッテリー残量などのデータをリアルタイムに収集・分析して有用性を検証するとともに、データから観光客の行動を分析。
それを、宮古島における観光客誘致の取り組みなどに活用するとしている。