「ひたむきに努力を」
新里さんらが指導/日体大剣道部
日本体育大学剣道部の指導者による特別稽古会が6日、少年剣道教室宮古南修館で行われた。同部女子監督で宮古島出身の新里知佳野さんらが少年剣士に指導した。新里さんは「聞く態度も良く、気持ちよく稽古できた。一生懸命、夢に向かってひたむきに努力してほしい」とエールを送った。
指導したのは新里さん、剣道部長の八木沢誠さん、男子監督の古澤伸晃さん、コーチの稗田嘉紀さんの4人。今回は剣道人口の増減や意識調査など研究の一環で来島している。
稽古会に参加したのは南修館をはじめ、みやこ尚武館の少年剣士、中・高校生、一般の約30人。新里さんらと打ち込み稽古をするなどの指導を受けた。
開会式で同館の下里俊雄館長は「一流の指導者が少年剣士を指導してくれることをうれしく思う。みんないい刺激を受けて、すくすくと成長すると期待している」と話した。
指導した八木沢さんは「稽古では打たれることを嫌がらず、打ち込むことに集中すること。新里先生のように基本に忠実であることが大事。稽古を繰り返して経験を積み重ねてほしい」と講評した。
新里さんにとって同館は剣道を始めた思い出の場所。毎年、正月には稽古初めで訪れているという。
日体大剣道部は、男女とも全日本学生大会で3位に入る強豪校で知られている。