キャッシュレス化推奨
NTTドコモ
セミナーで実証実験報告
宮古島キャッシュレスセミナー(主催・NTTドコモ)が8日、宮古島東急ホテル&リゾーツで開催された。島内外から約60人が参加し、島内で実施された「訪日外国人送客およびキャッシュレス化」の実証実験について理解を深めた。NTTドコモの地域協創・ICT推進室の星伸寿室長らが、カード決済によるタクシーの売上高が約300万円にのぼり、一般店舗は売上高が約170%増となったと報告。「実証で培ったプロセス・ノウハウを生かし、他地域でも地方創生に貢献する」と強調した。
実証実験は、昨年7月2日から今年2月末まで、タクシーや小売店などへクレジットカード決済を試験導入して実施された。
SNSなどで強い影響力を持つ在日中国人を活用して宮古島の動画を配信し、再生回数が万回あったことを説明。撮影に協力した店舗には、問い合わせや来客数が増加したことなども紹介した。
NTTドコモは、沖縄振興推進重点取り組み6分野を策定。ICT技術を活用して、沖縄の持続的な発展に貢献することを目指して取り組んでいる。
宮古島セミナーは、キャッシュレス時代を見据えて、県内外の関係団体・企業を招いて実施した。