比嘉、15年ぶり県勢優勝/ダイキンレディスゴルフ
新垣比菜は準V/県出身2人が快挙
【那覇支社】女子プロゴルフの国内開幕戦、第32回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント(主催・ダイキン工業、琉球放送)は10日、南城市の琉球GC(6514ヤード・パー72)で決勝最終ラウンドを行い、本部町出身の比嘉真美子が優勝。同じく県勢の新垣比菜が2位タイで準優勝を果たした。
同大会での県勢プロの優勝は2004年の宮里藍以来の15年ぶり。大会での優勝、準優勝のW受賞を獲得したのは初めてで県勢の快挙に会場は沸き上がった。
優勝した比嘉は、大会3日目の9日に3バーディーの71とスコアを伸ばし、通算9アンダーの207で2位に7打差をつけて単独首位に立っていた。
比嘉は10日、最終組でスタート。1番ホールから快調にファーストショットを放って好調な滑り出しを見せた。8番でダブルボギーを叩くなどスコアが伸び悩み4オーバーでのホールアウトだったが、前日までの独走が奏功して通算成績5アンダーで単独首位をキープして優勝を決めた。
新垣比菜は、大会3日目にダブルボギーを叩くなど通算2オーバー、位タイからの最終日スタートだった。10日は「セカンドショットが完璧に決まった」と述べるなど、「攻め」のゴルフで持ち直しを図って4バーディーを決め、通算2アンダーで2位に浮上して準優勝を決めた。
比嘉は試合後、「アマチュア時代の初舞台を踏んだのも、この大会だった。必ず優勝したいと思っていた。地元、沖縄で応援して下さる皆さんに心から感謝している」と優勝の喜びを語った。
新垣は「アマチュア時代からのあこがれの大会で、好成績を残せたことが本当に嬉しい。次回は優勝を目指したい」と意気込みを述べた。