建設計画案に同意/景観審が答申
ホテルと共同住宅5件
市景観審議会(池田孝之会長)の庄司優副会長が11日、市役所平良庁舎で下地敏彦市長に対し、2月26日に下地市長から諮問を受けホテルや共同住宅の建設計画案計5件について、審議の結果、いずれも原案に同意すると決した審議結果を答申した。
景観審議会が下地市長から諮問を受けていたのはホテル新規計画案(平良下里2421の1、同2422の1、下地与那覇西原山546の3)の2件と、継続審議となっていたホテル(伊良部佐和田前原1725の38)、共同住宅(平良久貝1073の1、同1073の3と同1073の4、同1073の5)を建設する計画の3件。
答申を受けた日に審議会を開催し、建設予定地視察と審議を行った結果、いずれも「景観計画区域内における適切な配慮が行われたと認められる」として原案に同意した。
市長室を訪れた庄司副会長は下地市長に審議結果を報告し、答申書を手渡した。
下地市長は「委員の皆さんには多忙な中、審議してもらい、私たちが諮問したもの全てができるとしてもらえたことは大変ありがたく思う。皆さんの苦労に感謝している」と謝意を述べた。
庄司副会長は、下地市長が今月4日に市議会3月定例会で表明した施政方針の中で、新年度での都市計画マスタープランの見直しに言及したことを評価。「審議会の中でも現実に見合った、宮古島の観光にマッチした景観について考え直すべきとの意見が出てきている」として見直しの実施を要望した。
下地市長も見直しは必要との認識を示し、都市計画や景観条例について再考する考えを示した。