ターミナル施設が完成/みやこ下地島空港
南国リゾートを演出/きょう竣工記念式典
島内外メディアに公開
今月30日の開業に向けてみやこ下地島空港ターミナルのメディア内覧会が15日、同空港施設内で行われた。窓が開け放たれ心地よい風が吹き込み、さらに南国の陽の光りも取り込まれ、島内外から内覧会に参加したメディア関係者が施設のキーコンセプトである「空港から、リゾート、はじまる。」を体感した。16日には神事と竣工記念式典。17日には正午から午後2時まで一般向けの内覧会も予定されている。
この日の内覧会では、三菱地所空港事業部統括兼下地島エアポートマネジメントの平野敦士常務兼企画部長が施設の概要やコンセプトなどを紹介した。
同ターミナルは、豊かな緑や自然の光りを取り込み、空港に到着した瞬間から、島を離れる直前までリゾート体験を感じ、利用者がくつろげる空間を提供している。
具体的には、深い庇による日射遮蔽と大開口による積極的な自然換気による熱負荷削減のほか、気化熱空調システムなどを採用している。
また、板の方向が層ごとに直交するように重ねた大型パネル「CLT」を活用し、空港ターミナルとして全国で初めて屋根の構造材に採用している。
リゾート感あふれるチェックインチェックインエリアには、自動チェックイン機が複数台設置されたほか、土産品店やカフェともつながっている。
また、保安検査場を過ぎると、水上の通路を通って開放感あふれるコーラルポートラウンジが広がる。
ラウンジには、「Cafe&Bar」や軽食を提供する「キッチン」、土産品店が設けられている。
さらに、中庭とつながるデッキにもテーブルとイスが配置されているほか、水上ラウンジも設けられている。
国内線出発エリアもリゾート感あふれる落ち着いた雰囲気で、旅の疲れを癒やしたり、旅の始まりの雰囲気を盛り上げる内装となっている。
そのほか、施設内の飲食施設では地元食材を活用したメニューを提供し、地元の食文化を発信する場として飲食、物販でも「メイド・イン・宮古」を提供している。
内覧会では、メディア関係者がリゾート感あふれる施設内を巡りながら、担当者の説明に聞き入り、同空港から広がる明るい未来に期待を寄せていた。