田中準備隊長が着任/陸自駐屯地警備隊創設で
陸上自衛隊宮古島駐屯地警備隊創設に向け、宮古警備隊新編準備隊長の田中広明1等陸佐が15日、着任した。宮古空港では宮古地区自衛隊協力会(野津武彦会長)、同自衛隊家族会(池村英三会長)、隊友会宮古島支部(伊藤利也支部長)のメンバーや、すでに宮古島入りしている警備部隊の幹部らが出迎えた。
自衛隊協力会の野津会長は「隊長はじめ皆さんの着任を心から歓迎する。皆さんが来られることで、安心安全な島になると大いに期待している」と述べた。
田中隊長は「宮古列島の安全を断固として守り抜くという使命に改めて身が引き締まる思い。全国から隊員が集まる。皆さんから信頼される部隊、島の皆さんとともに歩む部隊にしていく」と決意を新たにした。
政府は2月22日の閣議で、南西諸島の防衛体制を強化するため、陸上自衛隊の駐屯地を宮古島や奄美大島にそれぞれ26日付で新設することを柱とする部隊改編を決定している。
防衛省によると、宮古島駐屯地には警備隊380人を配置し、最終的には地対空・地対艦ミサイル部隊も合わせて700~800人規模となる見通し。
岩屋毅防衛相は「南西地域の島しょ部の防衛体制強化には不可欠だ。わが国の防衛上、大変重要な意義を有するものだ」と述べている。