弦楽器の音色響く/きょう青少年国際音楽祭
漲水、あけぼのでミニコンサート
みやこじま青少年国際音楽祭に出演する演奏家の立木茂さん(ビオラ)、長南牧人さん(チェロ)と同音楽祭実行委員会の天野誠副会長が16日、児童養護施設漲水学園(奥原一秀園長)と障がい者支援施設あけぼの学園(平良吉昭施設長)を慰問し、ミニコンサートを開いた。立木さんと長南さんがそれぞれクラシックの名曲を独奏し、施設利用者らを楽しませた。
天野さんが「きょうは弦楽器の響きを披露する。きれいな曲なので、楽しんでほしい」と呼び掛け、それぞれの演奏者を紹介した。
立木さんが、スペインやイタリアの古い舞曲に由来すると言われる、ビーバー作曲の「パッサカリア」の緩やかな旋律を演奏し、参加者を楽しませた。
長南さんはカタロニア民謡「鳥の歌」を演奏し、重厚で温かみのあるチェロの音色を会場に響かせた。
みやこじま青少年国際音楽祭(主催・同実行委委員会)は「民謡と民話と弦楽器で紡ぐ音楽物語」と題して17日、午後2時からマティダ市民劇場で行われる。
立木さんや長南さん、木野雅之さん(ヴァイオリン)ら国際的に活躍する演奏家をはじめ、初代ネーネーズのリーダ、古謝美佐子さんらが出演する。