体育施設、民間管理へ/市教委とスポーツ協調印
2月22日に発足した宮古島市スポーツ協会(砂川恵助会長)は18日、市の総合体育館や陸上競技場など体育5施設を管理・運営するため、市教育委員会(宮國博教育長)と基本協定を結んだ。これにより、同施設は4月から民間管理に移行する。休場・休館日は現行の1週間1回から月2回程度となる。砂川会長は「市民のニーズに合った体育施設の運営に全力で取り組みたい」と決意を語った。
市スポーツ協会の前身は市体育協会。2月22日に総会を開き、法人格を持つ団体として名称を変更し、新たなスタートを切った。
砂川会長のほか副会長に伊志嶺秀行さん、佐和田勝彦さん、黒澤秀男さん、洲鎌菜保子さんの4人を選出した。総括の専務理事には宮國敏弘さん、事務局長には砂川定宏さんが就いた。
市スポーツ協会が管理する施設は総合体育館、陸上競技場のほか市民球場、多目的前福運動場、多目的屋内運動場の5施設。
これまで利用頻度の高い総合体育館や陸上競技場は毎週1回の休場・休館日が組まれていたが、4月以降は月2回程度、隔週月曜日のみ休場・休館とし、市民の利便性を向上させる。
協定書の調印式が市役所城辺庁舎であり、宮國教育長と砂川会長が基本協定書と年度協定書をそれぞれ交わし、市から協会への委託費を5200万円などとすることを取り決めた。
宮國教育長は「体育施設の管理にとどまらず、広く市民がスポーツに親しめる環境を整えてほしい」と要望し、併せて「競技力の向上を」と期待した。
これに砂川会長は「平成が終わる年に市スポーツ協会がスタートする。まさに改革の時代であり、その時代にふさわしい協会であり続けたい」と決意。「市民のニーズに合った運営に全力で取り組む。18学区、18競技団体と連携を取りながら競技力の向上及び市民の生涯スポーツの推進に努めていきたい」と語った。