海沿いに不法投棄
伊良部島
介護用オムツなど大量
伊良部島の佐和田の浜から黒浜御嶽に向かう海岸線の道路周辺に大量の不法投棄ごみが散乱している。2週間ほど前に伊良部地区地域づくり協議会の比嘉臣雄会長が現場を確認し、市から「不法投棄は犯罪です」と書かれた看板を借り受けて設置したが、それもなぎ倒され、現場の不法投棄ごみは現在も増え続けているという。
現場に散乱しているごみのほとんどが使用済みの介護用の使い捨てオムツやパンツで、汚物にまみれたオムツやパンツが買い物用のビニール袋に入れられて周辺に散らばっている。
そのほかにも現場には、栄養ドリンクやペットボトル、牛乳パックなども散乱している。
現場の状況について、比嘉さんは「もし、介護施設が不法投棄をしてそれが発覚すると事業もできなくなる。誰が捨てているのか分からないが、せっかく下地島空港も開港する中、こうして島が汚れていることを観光客に見てほしくない」と述べた。
そのほかにも「市にもこの現状を伝えて現場確認を呼び掛けている。きれいな景観の場所であり、さらに黒浜御嶽もすぐ近くにある。個人としてはボランティアと一緒にできるだけ早めに片付けたいが、再度同じような状況になるのであれば被害届を出したい」と怒りをあらわにした。
本市の取材に対して市環境衛生課は「できるだけ早い時期に現場を確認して今後の対応を検討したい」と述べた。