県漁業産出額209億円
7年連続増 マグロ類など増える
【那覇支社】沖縄総合事務局は21日までに、2017年の県漁業産出額が前年比7・4%増の209億3500万円になったと発表した。漁業産出額の増加は7年連続で、総合事務局は好調の理由を「海面漁業でマグロ類のメバチの漁獲量が大幅に増加し、海面養殖業でもモズク類や車エビの収穫量が増加したのが要因」と分析している。
漁業産出額のうち、17年の海面漁業の産出額は前年比1・7%増の123億7100万円、海面養殖業は同16・8%増の85億6300万円だった。
海面漁業の内訳は、マグロ類が76億8100万円(前年比6・8%増)、カジキ類3億7900万円(同9・3%減)、カツオ類1億4200万円(同19・8%減)、イカ類18億9500万円(同11・3%減)など。
好調なマグロ類の内訳は、メバチマグロが34億600万円(同39・4%増)、キハダマグロ25億4800万円(同12・2%減)、ビンナガマグロ11億7800万円(同14・2%減)、クロマグロ1億9600万円(同38・0%増)。
一方、海面養殖業の内訳は、モズクなどの養殖海藻類が40億8500万円(同22・7%増)、養殖車エビ26億6600万円(同17・4%増)、養殖魚類16億4200万円(同2・9%増)となった。