音大生が演奏披露/宮高卒4人、学習の成果
第1回宮古高校卒業生有志現役音大生による演奏会(主催・宮古高校卒業生有志)が23日、市中央公民館大ホールで開かれた。音楽大学の現役学生4人らが出演。日ごろから学び、練習に取り組んでいる楽器の演奏技術で地元の観客を魅了した。
出演した音大生は、昭和音楽大学3年でチューバを専攻する武富崇太さん、東邦音楽大学1年でトランペット専攻の大野萌夏さん、洗足学園音楽大学1年でサックスなどを学ぶ宇座麻理那さん、日本大学芸術学部音楽学科2年でチューバなどを学ぶ亀川太一さん。サポートメンバーとしてピアニストの棚原俊平さんや宮古島吹奏楽団のメンバーらも参加した。
武富さんはT・スティーヴンスの「古風な様式による変奏曲」、大野さんはJ・B・アーバンの「華麗なる幻想曲」、宇座さんはP・モーリスの「プロヴァンスの風景」、亀川さんはR・V・ウィリアムズの「チューバ協奏曲」をいずれもピアノの棚原さんとともに演奏。宮古島吹奏楽団メンバーらを加えたアンサンブル形式では、C・ドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」などを披露し、その美しい音色とハーモニーで観客を音楽の世界へと誘った。
武富さんは今回の演奏会開催について「宮古島から音大に行く人はけっこう多いが、宮古島で演奏する機会がなかったので、宮古島で演奏会をすればおもしろいのではないかと思った。宮古島は吹奏楽が盛んなので良い刺激になればと開催する運びとなった」と説明。「また来年もできれば開催したい」と継続開催に意欲を示した。