菅官房長官が来沖/「チーム沖縄」と会談
【那覇支社】菅義偉官房長官は24日来県し、県内の保守系市長で構成する「チーム沖縄」と沖縄市で会談。「チーム沖縄」会長の下地敏彦宮古島市長も参加した。会談で菅氏は、沖縄での観光インフラ整備を適切に実施すると強調したという。
会談に先立ち、菅氏は来月に控える衆院沖縄第3区補選に自民党公認候補で出馬する島尻安伊子元沖縄担当相の沖縄市の事務所を訪ね、陣営を激励。チーム沖縄の市長らとの会談も、同事務所で昼食を取りながら行った。
会談終了後、下地市長は記者団に対し「そばを食べながら、よもやま話をした」と語った。菅氏は「那覇空港(第二滑走路)については予定通り進める」「第二滑走路が完成すれば1万回以上は(発着の)回数が増える」と述べて観光インフラ整備の必要性を強調したほか、現行の沖縄振興計画の期限が近付いていることも指摘したという。
また、同席した沖縄市の桑江朝千夫市長は、「(菅氏は)安倍政権になってから沖縄の有効求人倍率が1・1倍なり、観光客も900万人とハワイを追い抜く勢いだ。まだまだ増える伸びしろがあると話していただいた」と述べた。
また、菅氏は同日に那覇市で開かれた拉致問題を考える集会にも出席したほか、自民党県連幹部や県経済団体関係者、安慶田光男元副知事らと相次いで会談した。出席者によると、安倍政権発足後に日本経済が伸びたことなど6年3カ月の成果を強調し、選挙協力を要請したという。
このほか、菅氏は那覇空港第二滑走路や今月供用を開始した同空港の際内連結ターミナルなども視察した。