不登校者数は87人/市議会一般質問
宮古小中 前年度比36人の増
宮古島市の小中学校で今年2月末現在、不登校となっている児童生徒は小学生が28人、中学生は59人の合計87人に上ることが26日、市議会3月定例会一般質問の狩俣政作氏の質問に対する下地信男教育部長の答弁で分かった。前年度末との比較では36人増となっている。
不登校の定義は、欠席日数が累積で30日を超えることとされている。市学校教育課によると過去3年間の不登校児童生徒数は各年度末時点で、2015年度が小学生8人、中学生33人の計41人。16年度は小学生7人、中学生47人の計54人。17年度は小学生15人、中学生36人の計51人。50人前後で推移していた人数が、年度途中ながら18年度は30人以上増加した状態となっている。
今年度、不登校者数が増えている要因として同課では、学校での不登校者に対しての意識が高まっていて、これまでは病気欠席として不登校にカウントしてこなかった、ちょっとした体調不良による欠席者も不登校者に含むようになったためではないかとの考えを示す。
不登校となる理由について下地教育部長は一般質問に対する答弁で「いろいろな要因が複雑に重なり合って、要因が特定できないという件数が一番多い。本人もなぜ学校に行けないか分からないという状況もあるよう」と説明する。