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環境・エコ
2019年3月30日(土)9:00

五つのゴールを設定/エコアイランド宣言2.0

数値目標の達成目指す/地下水保全、ごみ減量など


五つのゴール(指標)を発表する下地市長(中央)と友利部長(左)、下地課長=29日、市役所平良庁舎

五つのゴール(指標)を発表する下地市長(中央)と友利部長(左)、下地課長=29日、市役所平良庁舎

 下地敏彦市長らは29日、市役所平良庁舎で会見を開き「エコアイランド宮古島宣言2・0」が目指すゴール(指標)について、①地下水水質・窒素濃度低減②家庭系ごみ排出量削減③エネルギー自給率向上④サンゴ被度拡大⑤固有種の保全-の五つを掲げ、2030年と2050年での具体的数値目標を設定し、達成を目指す考えを示した。

 「エコアイランド宮古島宣言2・0」は、市がエコアイランドを宣言した2008年から10年が経過した2018年3月に、市民主体の持続的なエコの取り組みにつなげていくために「エコアイランド宮古島」を再定義したもの。

 その中でゴール(指標)素案を設定し、1年間掛けて検討を行い、五つのゴールが決定した。

 地下水水質・窒素濃度低減の目標は、2016年度の1㍑中5・05㍉㌘を30年に4・64㍉㌘、50年に2・17㍉㌘にすることと定めた。

 家庭系ごみ排出量削減は、16年度は1人1日当たり542㌘だった排出量を30年に10%減の488㌘、50年に20%減の434㌘を目指す。

 エネルギー自給率向上では、16年度の2・9%を30年は22・1%、50年は48・9%と設定した。

 サンゴが海底を覆う面積の割合を示す被度は、30年に中の島と吉野海岸のハマサンゴ優占群集を%以上、八重干瀬と来間島沖のミドリイシ優占群集を70%以上とすることを目標とし、50年もその被度の維持を目指す。

 固有種の保全では、ミヤコカナヘビなどの固有種を守るためクジャクなどの外来種の減少を目標に設定。30年には伊良部島と宮古島北半島部のクジャク個体群の根絶、50年には市全域のクジャクの根絶を目指す。

 企画政策部の友利克部長、エコアイランド推進課の下地貴之課長も出席して行われた会見で下地市長は「エコアイランド宮古島宣言2・0」の指標を設定したことを説明。「この指標に向けて市民とともにエコアイランドを作っていきたい」との考えを示した。

 今後は情報発信やイベント開催などを通して市民への宣言の周知や活動の促進を図り、目標の達成を目指す。


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