書けたよ「令和」/新元号、筆で美しく
書道塾でも早速題材に
「平成」に変わる新元号が「令和」と発表された1日、市内の書道塾でも新元号が早速、練習の題材となった。子どもたちは「ちょっと『令』の文字が難しいなー」などと言いながらも、それぞれの感性で新しい元号を書き上げ、新時代へさらなる飛躍を誓った。
池田書道塾(池田琉風主宰)では、子どもたちがかい書や行書などいろいろな書体で「令和」の二文字に挑戦した。
指導に当たった蒼海書道会の池田海真会長は「特に『令』のバランスを取るのが難しい。でも、中国の古典では「令」も「和」も多く出てくるので新元号は良い課題になると思う」と話した。
書き上げた子どもたちからも「書いてみて『令』の文字の中心をそろえてバランスを整えるのがとても難しかった」との声が聞かれた。
「令」のバランスの取り方について、真海会長は「この漢字の冠となる『ひとやね』の合わさった部分が中心となるので、下の文字はそれに合わせることが大切」と指導した。
子どもたちは、新元号を美しく書き上げようと、真剣な表情で「令」と「和」の文字のバランスを取りながら、作品の完成を目指していた。