創立40周年を祝う/下地島空港施設
「明るい未来拓きたい」
下地島空港施設(SAFCO)の創立40周年記念式典が5日、ホテルアトールエメラルド宮古島で開かれた。多くの関係者や来賓が訪れ、同社のこれまでの足跡をねぎらい、新ターミナル開業を期待して祝福した。
式典では同社の三田克則社長が「8年前の東日本大震災で、3000人の人が成田空港にあふれかえっていた。空港勤務で初めて目の当たりにした光景だった。飛行訓練も地上でのシュミレーター主体に変わっていき、会社の存続が危ぶまれた時期もあった」と苦難の時期を振り返り「大手航空2社や国場組など、多くの方の支援や協力で今日の春の喜びを迎えることができた。これからも力を合わせて明るい未来を拓いていきたい」と式辞を述べた。
渡木温彦顧問が終戦でアメリカ統治下で航空業が禁止されていた時期から、国と民間が協力し、航空業を盛り立ててきた歴史を語り「浮き足立たずに、実力を磨き、地元の心遣いを忘れずに長く親しまれる会社でありたい」と40年の歩みを述べた。
式典の後、祝賀会が行われ参加者らは乾杯で酒を酌み交わして親睦を深めてSAFCOの創立40周年を祝った。