新入学児童571人/宮古島市
前年比39人減 ゼロの学校も
4月に小学校に入学予定の新入学児童数(4日現在、速報値)は571人で、昨年の610人より39人減少していることが市教育委員会のまとめで分かった。入学者が100人の学校もある一方で、入学者ゼロの学校や10人に満たない学校もある。いずれの学校も市内中心地から離れており、少子化に加え人口の過疎化が進んでいることを改めて裏付けた。新しく開校する伊良部島小中一貫校(結の橋学園)には小学校に35人、中学校に38人がそれぞれ入学し全校数319人(小学校211人、中学校108人)でスタートする。
市の新入学児童数は近年、減少傾向で推移していたが、18年は2015年以来の600人を超えた。
記録が残っている1983年から90年までは増減を繰り返すも、常に1000人台で推移。91年に初めて1000人を割り込んだ後は、毎年減少の一途をたどっている。
小学校で最も多い入学予定者は平良第一の100人。次いで▽南98人▽東84人▽久松56人-。
一方、10人に満たない学校は西城、城辺の各8人、福嶺3人、狩俣2人で、入学者がいない学校は池間、来間となっている。
中学校の入学予定者数は527人で、前年の532人に比べ5人減。多い順に▽平良151人▽北135人▽久松53人-。10人に満たない学校は▽狩俣4人▽池間5人▽砂川6人-。
多良間小には15人が入学を予定しており前年の13人より2人増、同中は9人で前年の14人より5人減っている。
市教育委員会によると、入学予定者数は今後、転入や転出も見込まれることから確定値ではない。
入学式は中、高校が8日、小学校と宮古特別支援学校は9日にそれぞれ予定されている。