晴れ晴れ574人が入学/「結の橋」には初新入生
伊良部小中一貫校319人で出発
宮古島市内の小学校で9日、入学式が行われ574人が期待を胸に校門をくぐった。このうち、今年度開校した小中一貫教育校の伊良部島小学校・中学校(愛称・結の橋学園、宮城克典校長)では新1年生35人と、新7年生(中学1年生)38人の計73人が入学した。全児童生徒319人は真新しい校舎で学校生活をスタートさせた。
同校は、南区の伊良部小・中学校2校と北区にあった佐良浜小・中学校2校の計4校を統合して北区に新設された。新校舎は旧佐良浜中の一角に建てられた。
入学式は、バレーボールコートが3面できる広々とした体育館で行われた。新7年生だけが新しい制服を着て臨んだ。
全員で新しい校歌「結の橋学園」を元気いっぱいに斉唱した。
宮城校長は「本校教育目標は『ふるさとに誇りを持ち、世界へはばたく、いらぶの子』。子供たちは、小中一貫9カ年の学びの中で、自分の興味関心を伸ばし、教科の学習やさまざまな行事、体験の中で自己の確立と適性を見つめながら何事にもトライする精神を伸ばすと思う」と決意を新たにした。
市教育委員会の宮國博教育長は「宮古島市立初の一貫教育校の結の橋学園は、伊良部島のこれまでの小中学校の歴史と誇りを引き継ぎ、希望の扉を開き、新たな歴史の一歩を踏み出した」と述べた。
伊良部地区学校統合協議会の仲間明典会長は、子供たちの今後の努力に期待を込めた。
引き続き新7年生代表の池村虹寧さんと佐和田咲紀さん、生徒代表で佐久川莉奈さん、田名美星君が勉強やスポーツの向上に向け、気持ちを新たにした。
新入学児童生徒保護者代表で漢那竜也さんがあいさつし「4校が一つなったことで色々なこともある思うが、心を一つに頑張ってください」と激励した。