宮古島の風となれ/第35回トライ大会
選手一堂に開会式
「走り抜く」と宣誓 戸原選手
今年で25回目となる全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市ほか)の開会式・ワイドーパーティーが12日、JTAドーム宮古島で盛大に開かれた。選手宣誓では過去2回優勝し、昨年準優勝の戸原開人選手が「これまでの練習の成果を発揮し精一杯走り抜きたい」と力強く宣誓した。
優勝杯の返還では、前回大会を制したキャメロン・ブラウン選手(ニュージーランド)が今回は出場しないことからミス宮古島から大会長杯、内閣総理大臣杯が返還された。
大会長あいさつで下地敏彦市長は「宮古島の海に抱かれ、宮古島の風となり、宮古島の太陽を浴びながら、島と一体となって地元住民との交流も楽しみながら、思い出に残る感動のゴールを目指してほしい」と選手を激励した。
選手宣誓で、戸原選手は「私たちは自身の目標に向かって取り組んできた日ごろの練習の成果を発揮し、どんな困難にもあきらめることなく宮古島の美しい海を、大地を精一杯走り抜くことと誓う」と力強く宣誓した。
祝辞では、宮腰光寛沖縄担当大臣(代読)から「宮古島の美しい風景や地域の皆さんの温かなおもてなしの精神がアスリートの心を癒やし、気持ちを奮い立たせてくれる原動力となり、地域と一体となった感動あふれる大会になるものと確信している」とあいさつした。
また、玉城デニー知事からも「出場するすべての選手たちがこれまでの練習の成果を発揮して、完走を目指すとともに多くの仲間や地域の人たちとの交流が図られることを願っている」との祝辞が寄せられた。
そのほか、大会顧問の玻名城泰山琉球新報社社長もあいさつし、大会を通して宮古島の自然や人々とのふれあいを呼び掛けた。
開会式のオープニングでは琉球國祭り太鼓宮古支部が勇壮な演舞を披露したほか、世界的に活躍しているソプラノ歌手で宮古島大使を務める中丸三千絵さんが国歌を独唱した。
今回の大会には17の国と地域、国内都道府県から1609人がエントリーしている。