国際線就航で体制強化/那覇検疫所
平良出張所 常駐職員4人配置
検疫法・感染症法・食品衛生法などに基づき、渡航者や輸入食品に対する検疫業務を行う厚生労働省那覇検疫所平良出張所に今月1日から、常駐職員が4人配置された。同所はこれまでは常駐職員はいなかったが、下地島空港での国際線就航に向けての業務体制の強化が図られる。
那覇検疫所所長と平良出張所長を兼ねる垣本和宏さんら5人が15日、市役所平良庁舎を訪ね、下地敏彦市長を表敬訪問し報告した。
垣本所長は「これまで那覇から出張して平良出張所の業務を行っていたが、4月1日から無人であった平良出張所に4名が着任した。宮古島の今の状況は那覇の数年前の現状を超えている」と職員配置の目的を述べた。
配置される職員は▽浅沼芳夫主査▽原田久美主任看護師▽竹部泉看護師▽喜屋武一葉事務官-。5月下旬ごろには、下地島空港と宮古病院で訓練の実施を計画している。
下地市長は、職員4人体制を高く評価した上で「私たちにできることは何なりと相談してください」と話した。
下地島空港には7月に香港の格安航空会社(LCC)が就航する予定。初めての国際線。これから同出張所は水際防疫対策の業務で忙しくなりそうだ。
同出張所は平良地方合同庁舎3階。問い合わせは、那覇検疫所平良出張所(電話0980・73・5115、ファクス0980・73・5116)へ。