平均糖度は14・02度/沖糖宮古
12万2025トン受け入れ/今期のキビ搬入を終了
沖縄製糖宮古工場は16日、2018-19年産サトウキビ(原料)の搬入を終了した。搬入を開始した1月17日からの90日間で受け入れた総搬入量は計12万2025トンとなった。前期比では4047トンの減産となったが、ほぼ当初見込み通りの搬入量となった。平均の糖度は14・02度だった。
同工場では当初、搬入量は前期並みの約12万3000トン、期間は67日前後を見込んでいた。
平均糖度は前期実績14・03度を0・01度下回る微減で、搬入原料のうち80・55%が基準糖度帯(13・1~14・3度)に達している。最低糖度は8・10度、最高糖度は19・00度だった。
操業開始時、平均糖度は13・6度でスタート。最終的には14度台で今期の取り引きを終えた。1トン当たりの農家平均手取額は2万1690円だった。
今期のサトウキビについて沖糖農務課では「搬入量は見込み通り例年並みとなったが、品質は期待外れな結果となった。要因は品種にもよるが、害虫の影響が出ているのと、暖冬による品質の劣化が考えられる。本来は1月中旬から冷え込み、2月いっぱいは17度から19度くらいまでは上がると見込んでいたが、毎日半袖で過ごせるほどの暖かさで糖度が上がらなかった」との考えを示した。
沖糖のほか、宮古製糖城辺工場は今週中での搬入終了を予定。宮糖の伊良部工場と多良間工場は今月中の終了を予定しているが、伊良部工場は5月にずれ込む可能性もあるという。