社会・全般
2019年4月18日(木)8:55
海難救助に備える/海保と消防
平良港で合同潜水訓練
宮古島海上保安部(山戸義勝部長)と市消防本部(来間克消防長)の合同潜水訓練が17日、平良港第4埠頭(ふとう)で行われた。海保の巡視船「はりみず」の潜水士5人と、消防の水難救助隊員12人が参加。合同で捜索活動の訓練を行い、海難救助の連携を深めた。
想定捜索救助訓練は年齢や性別が不明の人物が、海に落ちたとの想定で実施された。海保の潜水士と市消防の救助隊員が一列になって岸壁から捜索を開始。不明者を発見すると素早くゴムボートに乗せて、岸壁へ移動。消防車両のクレーンで陸上に引き上げた。
はりみずの熊井久巳船長は「海浜事故対応に加え、増加傾向にあるクルーズ船に対する事故対応能力の強化を図る必要がある。消防、海保の連携は重要性を増していく。これからも各種訓練を通じ、顔の見える関係をしっかりと構築していきたい」と述べた。