中3で英語初実施
全国学テ
宮古、多良間も参加
小学6年と中学3年を対象とする文部科学省の2019年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が18日、全国で行われた。宮古島市と多良間村では全小学校18校と中学校14校で約1100人が参加した。今回は国語と算数・数学に加え、中3で初めて英語も実施し、結果は7月に公表する。
英語は「聞く」「読む」「書く」「話す」の4技能を調べる。「話す」は、各学校のパソコンを活用して生徒の声を録音する方式で調査。各校のICT(情報通信技術)環境を踏まえ、今回に限り、未実施でも可とした。結果は「聞く」「読む」「書く」を集計し「話す」は参考値として公表する。
国語と算数・数学は、これまでの基礎知識を問うA問題と応用力問題を試すB問題を課していたが、今回から一体化して出題する。
平良中学校(池城健校長)では3年生184人を対象に実施された。英語は初めての試みなので、担当教諭らも緊張した面持ちでパソコンの操作手順などの説明や注意などを行っていた。生徒たちはヘッドホンを装着し、問題を聞いて英語で答えていた。
現行の学力テストは07年度から始まった。11年度は東日本大震災の影響で中止し、今回が12回目。16年度は熊本地震のため熊本県などで実施が見送られた。