沖縄国際映画祭が開幕
国内外から1000人参加
21日まで
【那覇支社】「化けろ!やりたいこと、全部やろう」をテーマに第11回沖縄国際映画祭「島ぜんぶでおーきな祭」が18日、那覇市で開幕した。那覇市内のホテルで開催されたオープニングセレモニーには、国内外の関係者ら約1000人が集まって開幕を祝った。同映画祭は県内14会場で21日まで開催される。
セレモニーでは、同映画祭実行委員会の大﨑洋実行委員長が「この映画祭を通じて、皆さんと良い関係をつくれたことを心から感謝している」と述べた上で、今後について、沖縄からアジア・世界中に動画配信するプラットフォームを設立することも明らかにした。
来賓の玉城デニー知事(代読・富川盛武副知事)は全国で大ヒットしている「ガレッジセール」のゴリさんこと照屋年之さんの監督作品「洗骨」について触れ「映画を通して沖縄が持つ独特で豊かな自然環境や歴史、伝統、そして文化が息づく各地域の魅力を国内外に発信することで沖縄の可能性が笑顔とともに世界中に広がることを期待している」とあいさつした。
セレモニーに出席した宮古島市の下地敏彦市長は「映画祭を通して宮古の魅力をPRできれば良いと思っている。来年には宮古でもイベントを開催できると思うので、期待していてほしい」と述べた。
毎年、同映画祭に参加している落語家の桂文枝さんの音頭で乾杯をし、「10年間赤字だが、そこをずっとこらえて頑張ったことはすごい。今や日本中でこの沖縄国際映画祭が知られている」とたたえた。
映画祭では、特別招待部門で9カ国から14作品が発表されるほか、国内からは特別上映の13作品を含む8部門・69作品が公開される。
21日の正午~午後2時半に、那覇市のてんぶす広場ステージでレッドカーペットが行われる。期間中は、県内会場でお笑いライブや、吉本新喜劇、音楽ライブステージなどのイベントが開催される。