乳児へ絵本プレゼント/平良図書館
「ブックスタート」始まる
平良図書館は乳幼児に絵本を贈り、コミュニケーションとふれあいを深めながら本に親しむ環境づくりを進める「ブックスタート」事業を19日からスタートさせた。4カ月と10カ月の乳幼児健診に訪れた乳児を対象に、保護者に絵本をプレゼントした。20日は1歳半を対象に実施する。
初の取り組みで、今年度予算に115万円を計上した。今回は0~1歳半の乳幼児が対象。数種類の中から好きな絵本と図書バッグを無料で配布し、家庭での読み聞かせを推進する。
絵本の受け渡しは、市働く女性の家で行われた。平良図書館の職員や読み聞かせをボランティアで行っている人が参加し、保護者にブックスタートの内容を説明、乳幼児には絵本の読み聞かせを行った。
2児の母親の林亜紀さん(27)は、普段から家で読み聞かせを行っているという。「絵本を読み聞かせると、日常でのさまざまな発見が早くなる。例えば、外に出ると絵本で見たブルドーザーやショベルカーなどはすぐに声に出して教えてくれる」と話した。
配布する絵本は6種類で、それぞれ40冊ずつの計240冊。