担い手育成へ一丸/農業士会総会
新会長に久保さん選出
宮古地区農業士会(伊志嶺一之会長)は22日、県宮古合同庁舎で2019年度定期総会を開き、活動計画と予算を決めた。新規就農者に対する指導・助言、地産地消の推進等を柱とする活動目標を確認し、担い手の育成及び地域農業の一層の振興を誓った。役員改選では久保弘美さん(59)を新しい会長に選んだ。
農業士会は資質向上に関する研修会を開いたり、就農支援講座に講師を派遣したりする活動を展開して地域農業の振興をけん引している。会員数は42人。
審議した議案は▽18年度活動実績と決算報告▽規約改正▽19年度活動計画案と予算案▽役員改選-で、いずれも全会一致で認めた。
19年度の活動目標は▽新規就農者への指導・助言▽農村少年への指導・助言▽相互ネットワークの拡充▽組織活動の活性化▽地産地消の推進-を掲げた。
この目標に基づき、新年度も研修会の開催や先進地視察活動、情報交換会などを積極的に実施する。
新年度予算は約34万8000円を計上した。収入の部は会費12万円、助成金20万円など。支出の部では活動費に13万円、旅費は14万4000円とした。
役員の改選で会長に選ばれた久保さんは、「県や市といった行政、JAと歩調を合わせながら地産地消を推進したい。皆さんの協力を得ながらこのメンバーで頑張りたい」と話した。
役員は次の通り。
会長=久保弘美▽副会長=友利博明、喜屋武隆▽会計=長濱和彦▽理事=荷川取広明、島尻秀樹、宮平浩幸、砂川博昭、上地誠、下地堅士朗、上地宏明▽監査=伊志嶺一之、渡真利兼