46時間で167㌔走破目指す/松田さん
ウルトラトレイルMtフジへ出場
山野を走る山岳レースであるトレイルランニングのアジア最高峰の大会「ウルトラトレイル・マウントフジ」への出場権を宮古高校実習助手の松田恒一郎さん(36)が獲得。46時間の制限時間内に富士山周辺のコース約167㌔の走破を目指す過酷なレースでの完走を目指す。
登山をしていた経験を生かし5、6年前からトレイルランニングを始めた松田さん。2017年からの2年間で3大会に出場、完走したことで獲得した国際トレイルランニング協会のポイントが「ウルトラトレイル・マウントフジ」出場に必要となるポイントに達したことから今回、出場を決めた。今年は今月26日から開催される。
松田さんは「競技者なら誰でも知っている大会なので、一度は出てみたいと思っていた」と語る。
マラソンと違い、競技中に起こり得る問題に自ら対応することが必要で、競技中の食事や休息、睡眠、けがへの対応、野生生物に対する注意なども自分で行わなければならない。
同競技について「苦しいが、終わったときの達成感は普通の人では味わえないものがある」とその魅力を語る松田さん。国内外から約2400人が出場するアジア最高峰の同大会に向け「出るからには完走したい。自分の体と相談しながら走れば完走できると思っている」との考えを示した。