大型連休スタート/空港、行楽地にぎわう
5月1日は改元「令和」へ
「平成から令和へ」。改元を迎えるゴールデンウイーク(大型連休)が27日から始まった。5月6日まで最大10連休となる。空港や各行楽地は初日から観光客や家族連れでにぎわいを見せた。期間中は児童福祉週間も重なる。利用料を割り引くレジャー施設で子どもたちの歓声が響きそうだ。
今年の大型連休は新天皇即位日が祝日扱いになることから、祝日法の規定で30日と5月2日も休日となり、10連休が実現した。
連休初日から、観光関連施設には多くの人の出入りがあった。3月30日に開業したみやこ下地島空港ターミナルも初めての大型連休を迎え、ジェットスター・ジャパンの成田からの直行便で約130人が訪れた。
到着した観光客は、スーツケースやキャリーバッグなどの荷物を手に真新しい到着エリアを通り、バス乗り場へ向かったり、レンタカー会社のカウンターでレンタカーを借りる手続きなどを行っていた。
妻と娘の家族3人で観光に訪れた野口敏洋さん(51)=東京=は「宮古島に来るのは2回目。宮古島は環境や海がいい。今回は海やプールなどで子供を中心に楽しみたい。直行便は乗り換えがないので楽。空港ができたばかりできれいなところも良い感じ」と話す。
友人4人と来島した富樫夕紀子さん(35)=東京=は「海がきれいなのでシュノーケリングをしたい。あとはドライブをしたりのんびりとしたい。自宅から成田までは遠いので出発前日に成田空港近くに泊まったが乗ってしまえば直行なので楽で快適。また機会があれば使いたい」と語った。
同路線は27日現在、28日から1日まで満席となっているほか、航空各社の本土発宮古空港行きの直行便も1日までは満席か満席に近い状態となっている。
島内の行楽地では家族連れが多く見られた。増田睦弥(むつみ)さん(31)は雄心(ゆうと)君(9)と峻太君(6)、乃碧(のあ)さん(4)の子ども3人を連れてうえのドイツ文化村を訪れた。
今年の大型連休はキャンピングカーを借りて島内を巡るという。「みんな釣りが好きなのでいろいろな場所で釣りを楽しみたい」と話した。広場や遊具で伸び伸びと遊んだ雄心君も「(大型連休は)楽しい。家族で思い出をつくりたい」と話しキャンピングカー観光が待ち遠しい様子だった。
部活があるから早起きして遊びに来た山口舞彩さん(10)は「10連休を楽しみにしていた。連休中も部活を頑張ります」と話しながら遊具を満喫していた。
パイナガマ海空すこやか公園はバーベキューを楽しむ家族でいっぱいだった。
同級生模合のメンバーの家族みんなで訪れた嘉手苅弥沙(みさ)さんは「暑くもなくて風がとても気持ちいい。みんなで楽しんでいます」と笑顔だった。