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2019年4月30日(火)8:59

喜納君(小学の部)初V/本社杯将棋大会

中高生は羽路君制す
33人が盤上で火花


中・高生の部の上位入賞者。左から3位の池間君、優勝の羽路君、準優勝の安元君=28日、本社

中・高生の部の上位入賞者。左から3位の池間君、優勝の羽路君、準優勝の安元君=28日、本社

小学生の部の上位入賞者。左から3位の安元君、優勝の喜納君、準優勝の下地君=28日、本社

小学生の部の上位入賞者。左から3位の安元君、優勝の喜納君、準優勝の下地君=28日、本社

 第23回宮古毎日新聞社杯争奪全宮古少年少女将棋大会(宮古毎日新聞社主催、宮古将棋クラブ「将龍会」主管)が28日、本社で行われた。大会には小・中・高校生合わせて33人が参加。小学生の部は石垣市から初参加の喜納正直君(平真小5年)が初優勝に輝いた。中・高生の部は羽路元喜君(砂川中3年)が優勝した。


 藤井聡太七段の活躍で、全国的に将棋ブームといわれる中、男子に混じって女子も多数参加した。会場には保護者らが集まり、子供たちが繰り広げる盤上での熱戦を見守った。

 小学生の部で優勝した喜納君は、将棋歴2年半で県大会ベスト8に入った実力者。大会に出場するために来島し、狙い通りの頂点に立った。「初優勝できてうれしい。定跡や棋譜を見て、勉強している。また来年も出て、連覇を目指したい」と笑顔で話した。

 中・高生の部を制した羽路君は「3年前に小学生の部で優勝して以来、なかなか勝てなかったのでうれしい。決勝ではひやひやする場面もあったが、あきらめずに立て直せたことが良かった。また来年も優勝を目指したい」と話した。

 開会式で本社の伊志嶺幹夫社長は「将棋は日本古来の文化で礼に始まり礼に終わる。負けたときは潔く認めるなど、ルールを学びながら頑張ってもらいたい。みなさんの健闘を期待している」と呼び掛けた。

 将龍会の平出雅也会長は「楽しい大会になりそうな予感がする。将棋は誰とでも仲良くなれて友達の輪が広がる。将棋を好きになってもらい、将来楽しい思い出が作れる出会いになればと思う」と話した。

 優勝した2人には賞状と盾、図書カード、準優勝と3位には賞状と図書カード、参加者全員には参加賞がそれぞれ贈られた。
 結果は次の通り。(敬称略)

 【小学生の部】優勝=喜納正直(平真小5年)▽準優勝=下地亮真(鏡原小4年)▽3位=安元文章(平良第一小3年)

 【中・高生の部】優勝=羽路元喜(砂川中3年)▽準優勝=安元龍一郎(宮高1年)▽3位=池間大輝(北中1年)


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