風船に「令和」乗せ撮影/スペースバルーンコン開幕
宮古島で第1回大会
第1回宮古スペースバルーンコンテスト(主催・岩谷技研、後援・宮古島市、宮古島市教育委員会)が平成最後の日となった30日に始まった。この日はエントリーした7チームのうち3チームの打ち上げが池間漁港で行われ、すべて成功した。また、エキシビションとして岩谷技研が打ち上げたスペースバルーンが平成最後の朝日を「令和」の文字と一緒に撮影することにも成功した。
この取り組みはスペースバルーンを上空へ打ち上げ、小さな宇宙開発を体験するコンテストで、宇宙と地球を撮影することや、その工夫や技術を競い合う。 初日は、早朝から準備を整えた社会人2チームと学生1チームがスペースバルーンを平成最後の天空をめがけ打ち上げた。
同社の岩谷圭介社長は「スペースバルーンを打ち上げるのに日本の中で宮古島がすべての面で最も条件が整っている。素晴らしい条件が整っている宮古で今後もこのコンテストを継続していきたい」と意欲を示した。
打ち上げられたバルーンは、同社の『スペースバルーンキット』を用いて、設計、制作から始まり、打ち上げから追跡までを実施し、バルーンの海上回収は主催者側で実施する。
コンテストでは、打ち上げに関わる総合作業と撮影された映像を競い合って評価を行う。
1日は地元の宮古工業高校などが打ち上げを予定していたが延期となり、あらためて日程を調整して実施し、すべてのチームの打ち上げ後、審査を踏まえて各賞が決定される。
今回の出場チームは、学生部門が▽NAFT(名古屋大学)▽TAMAGOisNOT・GOHAN(沖縄高専)▽WASAロケットプロジェクトロックーン班(早稲田大学)▽宮古工業高校自動車機会システム科-。
社会人部門は▽ワクワク・チーム(北九州)▽キタキュウマン・プロジェクト(北九州)▽POLPO(東京)-となっている。