領土領海守る会結成
「毅然たる措置」要請へ/会長に垣花さん
沖縄の領土領海を守る会の結成総会が4月28日、市内のホテルで開かれた。会員ら約20人が参加し、会則などを承認して活動を開始。結成準備会代表の垣花健志さんが会長に就任した。諸外国の不当な領有権主張や領海侵犯などに対し、毅然(きぜん)たる措置を講ずるよう関係市町村、県、政府に要請を行うことなどを活動方針に掲げた。
同会は、中国の南沙諸島の実効支配や宮古海峡での空母艦隊などの往来が頻繁に起こり、沖縄の安全保障環境が予断を許さない危機的情勢にあるとして、尖閣諸島を守る会宮古島会員が中心になって結成された。
尖閣諸島を始め、国境・領土を守る海上保安庁、海上自衛隊の巡視パトロールの強化要請と情報交換するほか、尖閣諸島などの国境の視察や講演会、勉強会を開き、広報活動を行う。
垣花会長は「海洋安全保障の重要性について国民が理解し、領土領海を守る強い決意が必要である。日本国の平和と安全と発展に寄与することが目的。皆さんと力を合わせて頑張りたい」と強調した。
結成総会は、サンフランシスコ条約発効日(4月28日)に合わせて開催された。
役員は次の皆さん。(敬称略)
【会長】垣花健志【副会長】粟国恒広▽下地藤康【事務局長】中村靖【事務局補佐】友利博明