令和記念し婚姻届/観光客ら28組提出
大安重なり、平日の4倍/市役所平良庁舎
新元号・令和の初日で大安とも重なった1日、記念となるこの日を入籍記念日にしようと、市役所平良庁舎には戸籍係の窓口で受付を行った午前8時30分から午後5時までに市民や観光客のカップル28組が訪れ婚姻届を提出した。市によると平日の婚姻届提出件数は、集中する大安でも多い日で1日6、7件だという。
三澤慎太郎さん(31)=愛知=と晴美さん(26)=東京=は今回、観光のため初めて訪れた宮古島で婚姻届提出の手続きを行った。
二人は「沖縄本島へは行ったことがあるが離島は初めて。きれいな海があるところへ来たかった。旅行日程を決めてから滞在中に新しい元号になることに気付き、宮古島で婚姻届を出すことにした。新しい元号で新しい人生を歩みたいと思った。思い出の場所になったので、新しい家族ができたらまた宮古島へ来たい」と笑顔で語った。
市平良在住の大沼智樹さん(44)と美里さん(29)は、記念になると思い令和初日に婚姻届を提出することを決めたという。智樹さんは「記念になるし覚えやすいと思った。毎年5月1日を記念日としてお祝いしたい」と話した。
平良庁舎はゴールデンウイーク期間中、閉庁となっているが、同日は婚姻届を提出に訪れる人が多いであろうと見込み、市は戸籍係の担当職員4人を出勤させ窓口での対応を行った。