大野山林で散策/きょうみどりの日
親子60人が自然観察
4日はみどりの日。自然に親しむとともにその恩恵に感謝し,豊かな心を育むのが趣旨。宮古島では大野山林や、いこいの森など周辺野林で森林浴をしながら、ウオーキングやジョギング、散策を楽しむ市民も多い。県立宮古青少年の家(安慶田昌宏所長)は3日、大野山林を散策しながら自然を観察する「ようこそ、森の教室へ!」を開催。約60人の親子が野鳥のさえずりを聞きながら緑の大切さを実感した。
宮古島の森林率は16・4%で、大野山林がその約%を占めるという。
安慶田所長は、宮古島の山林は40年前と比べ約半分に減少したことを紹介した上で「大野山林でいろいろな生き物に出会えると思う。自然や樹木のことを考えながら、この散策を機に理科の勉強などいろいろなことに役立ててほしい」とあいさつした。
大野山林に初めて入る子ども向けの簡単なネイチャーゲームとして、おもちゃのクモやトカゲなどをあらかじめ職員が配置し、その偽物探しと共にいろいろな本物の生物を観察した。
散策の途中で、樹上で休むインドクジャクの姿を見たり、植物の葉の形を観察したりした。
参加した池田茉白ちゃん(6)は「いろいろな物を見ることができて、とても楽しかった。また参加したい」と笑顔だった。
みどりの日 1948年に制定された国民の祝日の昭和天皇誕生日が、昭和天皇の崩御により「みどりの日」となり(89年制定)、2005年5月成立の改正祝日法により、07年から5月4日が「みどりの日」に、4月29日は「昭和の日」となった。