九条改正に反対アピール
「憲法と平和」語るつどい/みやこ九条の会主催
「『憲法と平和』を語るつどい」(主催・みやこ九条の会)が憲法記念日の3日、日本キリスト教団宮古島教会で開かれた。市民約30人が参加。「平和憲法」と呼ばれる日本国憲法順守の必要性などで意見を交わすとともに、「平和を求める世界の市民と手をつなぎ、憲法九条を激動する世界に輝かせていこう」とするアピール文を採択した。
開会あいさつに立ったみやこ九条の会共同代表の一人である仲宗根將二さんは「戦後74年、日本はどの国とも戦争をせず、誰一人殺さず、誰一人殺されないできた。近現代史上、画期的なこと」との考えを示した。
また現政権が憲法改正に強い意欲を示していることについては「憲法99条では国務大臣はじめ全ての公務員が憲法を順守、尊重する義務を負うと明記されているにもかかわらず、安倍自公政権の今の策動は憲法違反」との認識を表明。「平和憲法を守り、戦争のない平和な宮古、平和な沖縄、平和な日本を守って頑張ろう」と呼び掛けた。
同じく共同代表の尾毛佳靖子さんは「アメリカとの軍事同盟だけを優先する外交を転換し、平和を求める世界の市民と手をつなぎ、憲法九条を激動する世界に輝かせていこう、憲法記念日の意義を踏まえ、多くの市民と連帯して『九条改正NO!』を訴えていこう」などとするアピール文を提案。参加者の全会一致で採択した。
参加者からは「世の中には変えて良いものと変えてはならないものが存在する。日本国憲法の前文や九条は変えてはならない私たちの国の大切なもの」や「正義を見失ってはいけないと憲法が私たち国民に向かって語りかけていると思う」などの意見が挙がった。
集いの中では憲法九条の読み上げや、反戦・平和の歌の紹介も行われた。